海外ATM詐欺の手口と対策:スキミング・シミング・トラッピング

海外ATMで横行する3つの詐欺手口

海外旅行中にATMを利用する際は、スキミング、シミング、カードトラッピングの3つの手口に注意が必要です。

スキミングはカード挿入口に偽の読取装置を取り付けてカード情報を盗む手口です。シミングはICチップの情報を薄い装置で読み取る新しい手口です。カードトラッピングはカードを機械内部で留めてしまい、立ち去った後にカードを回収する手口です。

安全なATM利用のポイント

ATMは銀行の建物内に設置されたものを利用してください。路上に設置された独立型ATMはスキミング装置が仕掛けられるリスクが高いです。

利用前にカード挿入口やキーパッドに不審な装置がないか確認し、暗証番号の入力時は手で覆い隠してください。利用後はすぐに利用明細を確認し、不審な取引があればカード会社に連絡しましょう。

スキミング装置の見分け方

ATMにスキミング装置が仕掛けられているかを見分けるには、カード挿入口を軽く引っ張ってみてください。正規の部品はしっかり固定されていますが、後付けのスキミング装置はグラグラすることがあります。

キーパッドの上に偽のキーパッドが被せられている場合もあります。通常よりキーの押し心地が不自然に感じたら、そのATMの使用を中止してください。暗証番号を盗撮する小型カメラが上部に仕掛けられているケースもあるため、入力時は必ず手で覆い隠しましょう。

タッチ決済の活用でリスクを低減

海外ではATMからの現金引き出しよりも、タッチ決済(コンタクトレス決済)の利用が安全性の面で推奨されます。カードを機械に挿入する必要がないため、スキミングやシミングのリスクが排除されます。

Apple Pay、Google Pay、クレジットカードのタッチ決済に対応した店舗は、ヨーロッパやオセアニアでは非常に多く、現金をほとんど使わずに旅行することも可能です。

不正利用を早期に発見する方法

海外旅行中はクレジットカードの利用通知をリアルタイムで受け取れるように設定しておきましょう。身に覚えのない利用通知が届いた場合は、即座にカード会社に連絡して利用停止してください。

帰国後もしばらくの間は利用明細を注意深く確認してください。スキミングされたカード情報は数週間から数ヶ月後に使用されることもあります。

対策チェックリスト

  • ATMは銀行の建物内に設置されたものを利用する。
  • カード挿入口やキーパッドに不審な装置がないか確認する。
  • 暗証番号入力時は手で覆い隠す。
  • 利用後は明細を確認し、不審な取引がないかチェックする。
  • 海外では可能な限りタッチ決済を利用する。
海外でトラブルに遭った場合は、最寄りの日本大使館・総領事館に連絡してください。緊急時は外務省 海外安全相談センター(☎ 03-3580-3311)へ。

関連用語

  • フィッシング詐欺:ATM詐欺で得たカード情報がオンラインのフィッシング詐欺にも転用される
  • シムスワップ:カード情報+二段階認証の突破で不正送金を完了させる連携型手口
  • 暗号資産流出:盗まれたカード情報で暗号資産を購入される被害パターン
※ 本記事の統計データは外務省 海外安全ホームページに基づきます。個別の事案については、専門家や公的機関にご相談ください。

よくある質問

Q
スキミング被害に遭った場合、補償はありますか
A

クレジットカードの場合、不正利用から60日以内に届け出れば、カード会社が補償するケースがほとんどです。デビットカードは補償が限定的な場合があるため、海外ではクレジットカードの利用をお勧めします。

Q
海外でATMを使う場合、銀行内のATMなら確実に安全ですか
A

銀行内のATMはリスクが低いですが、100%安全とは言い切れません。犯人が営業時間内に装置を仕掛けるケースもまれにあります。どのATMを使う場合でも、カード挿入口の確認と暗証番号入力時の手覆いは徹底してください。

Q
デビットカードとクレジットカード、海外ではどちらが安全ですか
A

クレジットカードの方が安全です。不正利用の補償制度がクレジットカードの方が充実しており、デビットカードは即座に口座から引き落とされるため被害額の回復が困難な場合があります。

コメント

※本記事の内容については、できる限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、完全に正確であるという保証はありません。一部の内容に誤りや適切でない表現がある可能性があります。ご了承の上、参考程度にとどめていただければ幸いです。なお、記事の改善点などがございましたら、ぜひコメントにてご指摘ください。
ヨーロッパ
\この記事をシェアする/
\賠償罪子のSNSに遊びにいく/
タイトルとURLをコピーしました