緊迫化する中東情勢と危険レベルの現状
外務省の海外安全ホームページによりますと、2026年3月以降、アフリカ・中東地域において複数の国で危険レベルが引き上げられています。特に中東情勢の緊迫化に伴い、広範囲にわたる国々で「渡航中止勧告」や「退避勧告」が発出されている状況です。海外への渡航を検討されている方は、最新の安全情報を確認し、十分な注意が必要です。
外務省は、2026年3月5日から8日にかけて、中東地域の複数の国に対し、危険レベルの引き上げを行いました。これは、イスラエルおよび米国とイランとの間の攻撃開始に伴う情勢の緊迫化が背景にあります。
- クウェート全土:レベル3(渡航中止勧告)
- カタール全土:レベル3(渡航中止勧告)
- アラブ首長国連邦全土:レベル3(渡航中止勧告)
- オマーン全土:レベル3(渡航中止勧告)
- バーレーン全土:レベル3(渡航中止勧告)
また、ヨルダンのマフラク県、ザルカ県、サウジアラビアのリヤド州、東部州においてもレベル3(渡航中止勧告)に引き上げられています。さらに、イラクの一部地域やレバノンの一部地域では、最も高いレベル4「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」が発出されています。これらの地域では、攻撃の継続により民間施設等にも被害が発生している状況です。
アフリカ地域における政情不安と犯罪リスク
アフリカ地域では、ギニアビサウの危険情報が更新されており、カシェウ州ではレベル3(渡航中止勧告)、その他の地域ではレベル2(不要不急の渡航は止めてください)が継続されています。
ギニアビサウでは、2022年2月のクーデター未遂事件や2023年12月の銃撃事件、そして2025年11月の大統領選直後のクーデター発生など、政情が極めて不安定な状況が続いています。このような政情不安は、国内の治安状況に急激な悪化をもたらすおそれがあるでしょう。
一般的に、政情が不安定な地域では、混乱に乗じたスリや置き引き、強盗、詐欺などの一般犯罪が増加する傾向にあります。特に観光客や外国人が狙われやすいため、渡航を検討する際には細心の注意が必要です。
海外渡航前の確認と対策チェックリスト
海外渡航の安全を確保するためには、事前の情報収集と適切な対策が不可欠です。以下に確認すべき項目を挙げます。
まとめ
アフリカ・中東地域への渡航を検討する際は、外務省が発出する最新の海外安全情報を常に確認することが極めて重要です。特に、中東地域では情勢の緊迫化により広範囲で危険レベルが引き上げられており、渡航中止や退避が勧告されている地域も存在します。安全確保のためには、渡航の必要性を慎重に検討し、必要な場合は渡航計画の見直しも視野に入れることが求められます。
対策チェックリスト
- 外務省の海外安全情報を常に最新の状態で確認する
- 渡航先の危険レベルを確認し、レベルに応じた行動計画を立てる
- 外務省が提供する海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録し、緊急時の連絡を受け取れるようにする
- 滞在中は不要不急の外出を避け、夜間の外出は極力控える
- 貴重品は分散して持ち運び、人前で多額の現金を見せない
- 見知らぬ人からの誘いや、不審な情報には安易に応じない
- 宿泊施設のセキュリティを確認し、施錠を徹底する
- 万が一に備え、緊急時の連絡先(日本の大使館・総領事館、現地警察など)を控えておく




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