外務省が警鐘を鳴らす、東アジアにおける海外犯罪の現状
海外渡航を計画する際、現地の文化や観光スポットだけでなく、安全に関する情報収集も極めて重要です。外務省の海外安全ホームページ(最終情報更新日:2026年4月1日)では、世界各地の危険情報や安全対策に関する最新情報が提供されています。これらの情報から、海外渡航における安全対策の重要性が常に強調されていることがわかります。特に東アジア地域は、日本からの渡航者が非常に多く、ビジネスや観光、留学などで頻繁に訪れる場所です。しかし、残念ながらこの地域でも、日本人を狙った詐欺や窃盗などの犯罪が報告されています。事前に手口を知り、適切な対策を講じることが、安全な滞在のために不可欠となるでしょう。
東アジアで日本人が巻き込まれやすい詐欺・犯罪の手口
東アジア諸国では、観光客やビジネス渡航者を狙った様々な犯罪が発生しています。特に日本人は、金銭を持っていると見られやすく、また言葉や文化の違いから標的になりやすい傾向があるため注意が必要です。ここでは、日本人が狙われやすい巧妙な手口と、油断できない窃盗犯罪について解説します。
巧妙化する詐欺の手口
- 美人局(つつもたせ):見知らぬ異性から親しげに声をかけられ、喫茶店やバーなどに誘われた後、共犯者によって因縁をつけられ、高額な料金や金品を要求される詐欺です。
- カジノ詐欺:現地のカジノや非合法の賭博施設で、共謀者と組んで一時的に勝たせてから、高額な手数料を請求したり、最終的に多額の借金を背負わせる手口となります。
- 両替詐欺:非正規の両替所や路上での両替を持ちかけられ、不正なレートで両替させられたり、偽札を渡されたり、金額をごまかされたりする手口です。
- 偽ブランド品販売詐欺:路上や裏通りなどで、有名ブランドの偽物を本物と偽って販売し、高額な代金を騙し取る手口が報告されています。
- 電話詐欺:日本にいる家族や知人を装い、緊急事態を装って金銭を要求する国際電話詐欺も発生しており、渡航中の日本人が日本の家族に連絡を取る際に巻き込まれるケースもあります。
旅行者を狙う窃盗犯罪
- スリ・置き引き:観光地、公共交通機関、混雑した市場、レストランなどで、カバンや財布、スマートフォンなどが気づかないうちに盗まれる手口です。特に、座席に置いた荷物や背負ったリュックサックが狙われやすくなります。
- ひったくり:バイクや自転車に乗った犯人が、歩行中の観光客が持っているハンドバッグやショルダーバッグを奪い去る手口です。歩道橋の上や人通りの少ない場所で発生しやすいでしょう。
- 睡眠薬強盗:飲食店などで知り合った人物から渡された飲食物に睡眠薬が混入されており、意識を失った隙に金品を奪われる重大な犯罪です。見知らぬ人からの飲食物の提供は絶対に断るべきです。
安全な海外渡航のための対策チェックリスト
東アジアでの詐欺や犯罪から身を守るために、以下の対策を講じることが重要です。渡航前に確認し、現地でも常に意識して行動するようにしてください。
まとめ
東アジアは魅力的な観光地であり、ビジネスの拠点でもありますが、残念ながら犯罪リスクも存在します。外務省の海外安全情報や現地の治安状況を常に確認し、「自分は大丈夫」という過信をしないことが何よりも重要です。ご紹介した詐欺や犯罪の手口、そして対策チェックリストを参考に、賢く、そして安全に海外渡航を楽しんでください。万が一、犯罪被害に遭われた場合は、速やかに現地警察と日本の在外公館(大使館や総領事館)に連絡し、適切な支援を求めることが大切です。
対策チェックリスト
- 外務省の海外安全情報を事前に確認し、危険レベルや注意喚起を把握する。
- 貴重品は分散して持ち運び、人前で多額の現金を見せないようにする。
- 見知らぬ人からの誘いや飲食物の提供は安易に受け入れず、毅然と断る。
- 夜間の外出や人通りの少ない場所への立ち入りは極力避け、複数人で行動する。
- カバンは体の前で抱えるように持ち、スマートフォンを使用する際は周囲に注意を払う。
- 非正規の両替所や路上での両替は利用せず、信頼できる銀行や正規の両替所を利用する。
- 「たびレジ」に登録し、緊急時の連絡を受け取れるようにしておく。
- 万が一に備え、海外旅行保険に加入しておく。



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