EA(自動売買ツール)とは?放置で稼げるの罠を見破る方法

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EA(自動売買ツール)とは?ざっくりと3行で
  • FXの売買ルールをプログラム化し、自動で取引を繰り返すソフトウェアのこと!Expert Advisorの略で、MetaTrader上で動作する自動売買プログラムだ
  • 投資初心者の楽して稼ぎたいという心理を突き、高額なゴミEAを売りつけたり、架空の運用実績で入金させて出金拒否する詐欺の温床になっている
  • 知っておくことでSNS経由の甘い勧誘や誇大広告に騙されるリスクを防げるし、金融庁の登録業者リストで業者の正体を確認する習慣が身につく
EA(自動売買ツール)詐欺でSNSの甘い勧誘に乗った若者が全額失う過程を描いた4コマ漫画
①SNSで完全放置で月利30%の投資広告に食いつく若者。②カフェで勧誘者から20万円のEAを今日中にと迫られる。③50万円を入金したが出金できず勧誘者とも連絡が途絶える。④賠償罪子が放置で稼げるのは売る側だけだと断罪する。

この4コマで描かれた被害パターンは、EA(自動売買ツール)詐欺の中でも最も報告件数が多い典型例です。SNSで札束や高級車の画像とともに非現実的な利回りをアピールし、興味を持った相手をカフェなどの対面に誘い出す。そこでノートPCの偽造された収益グラフを見せ、冷静な判断力を奪ったうえで即日契約を迫るのが常套手段となっています。

主人公が騙された最大の原因は、販売者が金融商品取引業者として金融庁に登録されているかを確認しなかった点にあります。無登録業者によるEA販売は金融商品取引法違反にあたり、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金の対象です。しかし、被害者の多くはこの確認手順すら知らないまま契約してしまいます。

さらに深刻なのは、入金後の出金拒否と連絡遮断のコンボでしょう。取引画面上では利益が出ているように数字が操作されていても、実際には資金が運用されていないケースが大半を占めています。出金しようとすると追加入金を求められ、最終的に業者が姿を消すという流れは、消費者庁が行政処分を行ったLiam社の事例とも完全に一致するものです。

こうした被害を防ぐために覚えておくべきことは3つ。月利10%以上を謳う投資話はまず疑うこと、金融庁の登録業者検索ページで販売者の登録を確認すること、そしてSNS経由のDM勧誘には一切応じないことです。万が一被害に遭った場合は、消費者ホットライン188番への連絡が最優先の行動になります。

【深掘り】これだけは知っておけ

一見、初心者でもプロ並みの取引ができる夢のツールに見えるが、実はEA自体ではなく、EAを売りつける側が利益を得る構造が詐欺の本体だ

EA(Expert Advisor)とは、MetaTrader(MT4/MT5)というFX取引ソフト上で動く自動売買プログラムのことです。あらかじめ設定した売買ルールに従い、24時間自動でエントリーと決済を繰り返してくれます。EA自体は合法であり、金融庁登録済みの国内FX会社でも利用可能な正当なツールです。

問題は、このEAを詐欺の道具として悪用する業者が後を絶たない点にあります。2023年7月には、消費者庁がFX自動売買ツール作成ソフトを使ったマルチ商法を展開していた事業者に対し、特定商取引法違反で15か月の業務停止命令を出しました。この事業者は約50万円のソフトを若者に契約させ、友人を勧誘するごとに約5万円の報酬が得られると宣伝。全国の消費生活センターには300件以上の相談が寄せられていたとされています。

SNSで高収益をアピールするアカウントからDMが届いたときが最も危険なシチュエーション。そのアカウントが金融商品取引業者として金融庁に登録されているかを確認するだけで、大半の詐欺を見抜けます

典型的なフレーズ・文脈

詐欺の手口を使う犯人のイラストアイコン
詐欺師

このEA、完全放置で月利30%出てるんすよ。今なら特別に20万円で譲りますけど、来週には値上げするんで今日中に決めてもらえますか?

SNSのDMやLINEグループで、投資初心者の若者に対して送られる典型的な勧誘メッセージです。期間限定の焦りを煽り、冷静な判断をさせない手口が特徴的です。

ニュースキャスターのイラストアイコン
キャスター

FXの自動売買ソフトを販売する業者に対し、消費者庁が業務停止命令を出しました。被害は若者を中心に全国で300件以上にのぼっています。

ニュース番組がEA詐欺の行政処分を報じる際の表現です。実際に2023年にはLiam社が特定商取引法違反で処分を受け、大きく報道されました。

法律の専門家のイラストアイコン
専門家

販売業者が金融商品取引業の登録をしていない時点で違法の疑いがあります。まずは金融庁の登録業者リストを確認してください。

弁護士や消費生活相談員がEA購入のトラブル相談を受けた際に伝えるアドバイスです。無登録業者との取引は金融商品取引法違反にあたり、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金の対象となります。

【まとめ】3つのポイント

  • 自動売買は魔法の杖ではなくただの道具:EA自体は合法なプログラムだが、詐欺師はそれを高額なゴミ商品に仕立てて売りつける。ツールに罪はなくても、売り手には罪がある
  • 狙われるのは楽して稼ぎたい心:月利30%、完全放置、勝率100%といった言葉に反応してしまう焦りや欲が、冷静な判断力を奪う。投資に絶対はないという原則を忘れないこと
  • 金融庁の登録リストが最強の盾になる:EAを勧めてくる業者や個人が金融商品取引業者として登録されているかを金融庁の公式サイトで確認する。未登録なら即ブロック、被害に遭ったら消費者ホットライン(188)に電話する

よくある質問

Q
EA(自動売買ツール)を使うこと自体は違法ですか?
A

いいえ、EA自体の利用は違法ではありません。金融庁に登録された国内FX会社でもEA対応のサービスを提供しており、為替取引の自動売買は法律で認められた取引手法です。ただし、無登録の業者がEAを販売・レンタルする行為は金融商品取引法に違反する可能性があります。

Q
SNSで勧められたEAが詐欺かどうか見分ける方法はありますか?
A

次のいずれかに該当したら詐欺を疑ってください。勝率100%や月利30%以上など非現実的な数字を掲げている、販売者の所在地や連絡先が不明、バックテストやフォワードテストの結果が公開されていない、購入を急かしてくる。まずは販売者が金融庁登録済みかを確認し、SNS経由のDM勧誘は基本的にすべて無視するのが安全です。

Q
EA詐欺に遭ってしまったらどこに相談すればいいですか?
A

まずは消費者ホットライン(電話番号188)に連絡し、最寄りの消費生活センターで相談してください。契約から8日以内であればクーリングオフが適用できる場合もあります。警察への相談は#9110(相談専用ダイヤル)を利用しましょう。被害者が複数いる場合は、適格消費者団体に連絡すれば集団訴訟の可能性もあります。

Q
EA(自動売買ツール)とFX会社の自動売買サービスとの違いは何ですか?
A

EAはMetaTrader上で動作する外部の自動売買プログラムで、誰でも開発・販売できるため品質にバラつきがあります。一方、FX会社の自動売買サービスは金融庁に登録された業者が提供する公式機能で、設定が簡単で詐欺リスクが低い点が特徴です。EAは自由度が高い反面、信頼性の見極めが難しく、初心者は国内FX会社の公式サービスから始めるほうが安全といえます。

【出典】参考URL

https://www.caa.go.jp/notice/entry/034010/ :消費者庁によるLiam社への行政処分の公式発表
https://www.onamae-desktop.com/column/ea/686/ :EAの基本的な仕組みと定義の解説
https://focus-one.co.jp/fx-jidoubaibai-sagi/ :FX自動売買詐欺の手口と特徴の解説
https://gentosha-go.com/articles/-/69514 :EA詐欺の実例と見分け方の解説
https://ea-bank.com/ea-bank-2/ea-attention/ :無料EA詐欺の手口と対策の解説

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