北中南米における最新の海外安全情報
外務省の海外安全情報によると、北中南米の一部の国・地域では依然として高い危険レベルが設定されており、渡航を検討する際には十分な注意が求められます。特に、2026年3月31日にはペルー、同年3月25日にはエルサルバドルに関する危険情報が更新され、特定の地域においては渡航中止勧告や不要不急の渡航中止が継続されています。
ペルー:地域により異なる危険レベルに注意
外務省の発表(2026年3月31日更新)によると、ペルーではフニン州の一部地域(ワンカヨ郡、コンセプシオン郡の一部地域及びサティポ郡)、ワンカベリカ州タヤカハ郡及びチュルカンパ郡、アヤクチョ州ワンタ郡及びラ・マル郡、クスコ州コンベンシオン郡の一部地域、コロンビアとの国境地帯(ロレト州プトゥマヨ郡)において、危険レベル3(渡航中止勧告)が継続されています。これは、これらの地域における治安情勢が極めて不安定であることを示しています。また、コロンビア及びブラジルとの国境地帯(ロレト州マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡)、アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地帯では、危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)が継続されています。首都リマ市、カヤオ憲法特別市を含むその他の地域は危険レベル1(十分注意してください)となっていますが、依然として注意が必要です。
エルサルバドル:ギャング活動沈静化も過去の勢力圏に警戒を
エルサルバドルに関しては、2026年3月25日に危険情報が更新されました。サンサルバドル県中央市メヒカノス区、同県中央市シウダ・デルガード区、同県西市アポパ区、ラ・リベルタ県西市コロン区、同県北市ケサルテペケ区及びラ・パス県東市サカテコルカ区の計6区では、危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)が継続されています。これらの地域は、2015年にエルサルバドル当局が「テロ組織」と認定した犯罪集団「マラス」等ギャングが過去に勢力を保持していたとされており、現在、ギャングの多くが治安機関により拘束され活動は沈静化しているものの、引き続き警戒が求められます。その他の地域は危険レベル1(十分注意してください)です。
北中南米で日本人が遭遇しやすい犯罪と手口
北中南米地域では、一般的に強盗、窃盗、詐欺などの犯罪が多発しています。特に日本人は、現金や貴重品を持っていると見なされやすく、ターゲットにされるケースが報告されています。具体的な手口としては以下のようなものがあります。
- スリ・置き引き:観光地や公共交通機関、混雑した場所で発生しやすいです。貴重品は体の前で持ち、常に注意を払う必要があります。
- 強盗:夜間の一人歩きや人気のない場所での被害が目立ちます。抵抗するとより危険な状況に陥る可能性があります。
- タクシー詐欺:白タク(非正規のタクシー)の利用や、メーターを不正に操作されるなどの被害があります。信頼できる配車サービスや正規のタクシーを利用することが重要です。
- 睡眠薬強盗:飲食店などで知り合った人物に睡眠薬を混入した飲食物を勧められ、意識を失った隙に金品を奪われる手口です。見知らぬ人からの飲食物の提供は断りましょう。
これらの犯罪は観光客を狙うことが多く、常に警戒心を持つことが大切です。
まとめ
北中南米地域への渡航を計画する際は、外務省の最新の危険情報を確認し、渡航先の治安状況を十分に理解することが重要です。特に危険レベルが設定されている地域への渡航は極力避け、やむを得ない場合は最大限の安全対策を講じる必要があります。現地での犯罪に巻き込まれないためには、常に危機意識を持ち、具体的な防犯対策を徹底することが求められます。安全な渡航のために、事前の準備と現地での慎重な行動を心がけましょう。
対策チェックリスト
- 渡航先の外務省海外安全情報を常に最新の状態で確認する。
- 渡航先の治安状況を事前に詳しく調べ、危険な地域には立ち入らない。
- 夜間の一人歩きや人気のない場所への外出は避ける。
- 多額の現金や貴重品は持ち歩かず、分散して管理する。
- 見知らぬ人からの誘いや飲食物の提供は安易に受け入れない。
- 正規の交通機関や信頼できる配車サービスを利用する。
- 緊急連絡先(日本大使館・総領事館、現地警察など)を控えておく。
- 「たびレジ」に登録し、緊急時の情報を受け取れるようにする。
よくある質問
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Q外務省の危険レベルとは何ですか?
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A
外務省が発表する危険レベルは、渡航・滞在を予定している国・地域の治安情勢や滞在中の注意喚起の度合いを示す指標です。レベル1「十分注意してください」からレベル4「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」まであります。
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Q「たびレジ」とは何ですか?
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A
「たびレジ」は外務省が提供する海外安全情報配信サービスです。渡航先を登録することで、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メールを受け取ることができます。




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