- メルカリを悪用した金銭や物品を騙し取る行為
- 様々な手口が存在し、購入者・出品者ともに被害に遭う可能性
- 個人情報やアカウント情報の詐取も目的の一つ

もっとくわしく知りたい方は続きをどうぞ!
メルカリ詐欺をわかりやすく
メルカリ詐欺とは
メルカリは、個人間で不要になった品物を手軽に売買できるプラットフォームとして、多くのユーザーに利用されている 。その利便性の高さから、近年ユーザー数を大きく伸ばしている。しかし、このような個人間の取引を仲介するサービスでは、残念ながら詐欺行為が発生する可能性も存在する。メルカリ詐欺の主な目的は、相手を欺いて金銭や物品を不正に取得することである。その手口は多岐にわたり、購入者を騙すケースと出品者を騙すケースの両方が確認されている。近年の傾向として、金銭や物品の詐取に加えて、個人情報やアカウント情報を盗み取るフィッシング詐欺やアカウントの不正利用といったサイバー犯罪も増加している。
メルカリの利用が簡単であることと、多くのユーザーが参加している状況は、利便性を提供する一方で、悪意のある第三者にとって格好の標的となる。手軽に取引ができるという特性が、警戒心を薄れさせ、詐欺被害に繋がりやすい側面もあると考えられる。また、インターネット利用者の増加とサイバー犯罪の高度化に伴い、メルカリのプラットフォームもその影響を受けている。個人情報の価値が高まる現代において、アカウント情報を詐取し、不正に利用する手口は、より深刻な被害をもたらす可能性がある。
メルカリ詐欺がどのように行われたか
購入者を騙す手口
- 偽物の商品が届く: 特に高額なブランド品において、コピー商品を本物と偽って販売するケースが後を絶たない。例えば、ルイ・ヴィトンやエルメスの巧妙な模倣品が送られてくる事例が報告されている。見た目が酷似しているため、写真だけでは判断が難しく、多くの購入者が騙されている現状がある。
- 箱だけ出品する詐欺: 商品の写真には本体が写っているように見せかけながら、実際にはブランド品の箱やケースのみを送る手口も存在する。商品説明の最後に小さく「箱のみ」と記載したり、意図的に分かりにくくすることで、注意深く読まない購入者を狙う。過去には、入手困難な人気ゲーム機の空き箱を高額で販売する事例も報告されている。
- 発送しました詐欺: 出品者が実際には商品を発送しないにもかかわらず、発送通知だけを送り、代金を騙し取る手口。メルカリのシステムでは、購入者が受け取り評価をしない場合でも、発送通知から一定期間が経過すると自動的に取引が完了し、出品者に売上が支払われる仕組みを悪用する。出品者は「商品は発送済みで、数日かかるのでお待ちください」などとメッセージを送り、購入者を待たせるように誘導する。
- Paidy(後払い)詐欺: これは、後払いサービスを悪用した手口。在庫を持たない商品を出品し、売れた後にPaidyで購入して購入者の住所に直送し、Paidyへの支払いを意図的に無視する。結果として、商品を購入したユーザーの元に、身に覚えのないPaidyからの二重請求が発生する。出品者は仕入れ費用を負担せずに売上金を得る仕組み。
- フィッシング詐欺: メルカリ運営を装い、偽のメールやSMSを送信し、個人情報(ID、パスワード、クレジットカード情報など)を盗み取る手口も増加している。これらのメッセージは、緊急のお知らせやアカウント停止の警告などを装い、偽のログインページに誘導する。
- 商品画像捏造: 実際の商品とは異なる状態の良い綺麗な画像を掲載することで、購入者を誘い込む手口。説明文では状態が良いと記載されていても、実際に届いた商品は傷や汚れが多いといったケースがある。
出品者を騙す手口
- すり替え詐欺: 購入者が正規品と偽物を巧妙にすり替えて返品する悪質な手口。出品者は売上を回収できず、手元には偽物の商品や破損した商品だけが残るという被害に遭う。
- 不当な返品要求: 商品に問題がないにもかかわらず、嘘の理由をつけて返品を強要するケースも存在する。返品に応じると、送料や再出品の手間が発生し、出品者に不利益が生じる。
- 受け取り評価をしない: 商品を発送したにもかかわらず、購入者がなかなか受け取り評価をしてくれず、取引が完了しないというトラブルも少なくない。メルカリのシステム上、受け取り評価がされないと売上金が確定しないため、出品者は不安な状況に置かれる。
- 嫌がらせ目的の大量購入: 過去の取引に恨みを持った相手などが、嫌がらせ目的で商品を大量に購入し、取引メッセージを通じて誹謗中傷を送る事例も報告されている。
これらの例からわかるように、メルカリ詐欺の手口は多様化しており、購入者だけでなく出品者も被害に遭う可能性がある。プラットフォームの特性を悪用した巧妙な手口も存在するため、ユーザーは常に警戒心を持つ必要がある。
詐欺の種類 | 説明 | 対策 |
---|---|---|
偽物の商品が届く | ブランド品などのコピー商品を本物と偽って販売する | 正規品である証拠を提示してもらう、ユーザーの評価を確認する、相場より安すぎる価格に注意する |
箱だけ出品する詐欺 | 商品写真で本体があるように見せかけ、実際には箱やケースのみを送る | 商品説明を最後まで読み、内容物の記載をしっかり確認する |
発送しました詐欺 | 実際には商品を発送せずに発送通知だけを送り、代金を騙し取る | 商品が届くまで受取評価をしない、商品が届かない場合はメルカリのサポートに連絡する |
Paidy(後払い)詐欺 | 在庫を持たない商品を出品し、売れた後にPaidyで購入して購入者に直送し、Paidyへの支払いを無視する | 送られてきた商品の発送元を確認し、個人ではない場合は受け取らない、こまめに出品者へ発送の確認をする |
フィッシング詐欺 | メルカリ運営を装い、偽のメールやSMSで個人情報を盗み取る | メールやSMSに記載されたURLは安易にクリックしない、不審なメールは開かずに削除する |
商品画像捏造 | 実際の商品とは異なる綺麗な画像を掲載する | 出品者とコミュニケーションを取り、商品の状態について詳しく質問する、返品対応が可能か確認する |
すり替え詐欺 | 購入者が正規品と偽物をすり替えて返品する | 出品時に商品の画像を詳細に撮影しておく |
受け取り評価を要求される | 商品到着前に受け取り評価を要求する | 商品が届くまで絶対に受け取り評価をしない、しつこく要求される場合はメルカリに報告する |
商品が一向に到着しない | 発送通知があったにも関わらず、商品が届かない | 追跡番号を確認する、出品者とメッセージのやり取りを続ける、事前にメルカリに連絡する |
メルカリ詐欺が発生する手順
- 1
詐欺者は偽物のブランド品などを入手する
- 2
本物に見えるように商品を撮影し、魅力的な価格で出品する
- 3
購入者が相場より安い価格に惹かれて購入する
- 4
詐欺者は粗悪な偽物を購入者に送付する
- 5
購入者が偽物と気づかずに受け取り評価をしてしまうか、気づいても出品者と連絡が取れず、返品に応じてもらえない
- 1
詐欺者は実際には所持していない商品を出品する
- 2
購入者が商品を気に入り、代金を支払う
- 3
詐欺者は商品を発送したかのように装い、発送通知を送る
- 4
数日後には連絡が途絶えがちになる
- 5
購入者が商品が届かないまま受け取り評価をしないでおくと、メルカリのシステムが自動的に取引を完了させ、代金が詐欺者に支払われてしまう
- 1
詐欺者は実際には持っていない商品をメルカリに出品する
- 2
商品が売れると、詐欺者は後払いサービスのPaidyを利用して別の小売店から商品を購入し、購入者の住所へ直接配送させる
- 3
Paidyから詐欺者に対して支払い請求が行われるが、これを無視する
- 4
後日、Paidyから商品の購入者(メルカリの購入者)の住所に請求書が届く
- 5
購入者は、身に覚えのない請求に対して支払ってしまうことがある
- 1
詐欺者はメルカリを装った巧妙な偽のメールやSMSを作成し、送信する
- 2
これらのメッセージは、「緊急のお知らせ」や「アカウント停止の警告」といった文言で受信者を不安にさせ、偽のウェブサイトへのリンクをクリックさせようとする
- 3
リンク先の偽サイトは、メルカリのログイン画面に酷似しており、IDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力するように促す
- 4
ユーザーが誤ってこれらの情報を入力してしまうと、詐欺者の手に渡ってしまう
- 5
詐欺者は盗んだ個人情報を悪用し、アカウントへの不正ログインやクレジットカードの不正利用などを行う
- 1
購入者(詐欺者)は正規品の商品を購入する
- 2
商品が到着すると、用意しておいた偽物や別の商品と巧妙にすり替える
- 3
「商品が説明と異なる」「破損している」など、もっともらしい理由をつけて返品を申請する
- 4
出品者が返品を受け付けると、すり替えられた偽物や別の商品が返送されてくる
これらの手順を理解することで、どのような状況で詐欺が起こりやすいのかを把握し、対策を講じることが可能になる。
実際に起きた有名なメルカリ詐欺事件
メルカリを巡っては、過去に様々な詐欺事件が発生し、社会的な注目を集めてきた。
2015年5月には、メルカリを利用してブランド品の偽物を販売した人物が商標法違反の疑いで逮捕された。これは、フリマアプリにおける偽ブランド品問題の深刻さを浮き彫りにする出来事であった。
2017年11月には、メルカリ上で現金を額面以上の金額で売買した男女が出資法違反の疑いで逮捕された。これは、メルカリが物品の売買だけでなく、違法な金融取引の場としても利用される可能性を示唆する事例であった。
近年では、SNSを中心に、出品者が返品に応じたところ、送り返されてきた商品の中身が抜き取られていたり、全く別のゴミが入っていたりするといった出品者側の被害が多数報告され、大きな問題となっている。この問題を受け、メルカリ側も返品時の商品すり替え対策として、商品を回収して調査する専門部署を設置するなどの対応に乗り出している。
2021年には、大手旅行代理店「JTB」の海外グループ会社が第三者からの不正アクセスを受け、顧客の個人情報が流出する事件が発生した。これはメルカリに限らず、ECサイト全体がサイバー攻撃の脅威に晒されていることを示す事例。メルカリ自身も、フィッシング詐欺に対する注意喚起を積極的に行っている。また、「メルカリびより」サイトでは、メルカリ・メルペイを装ったフィッシング詐欺に関する注意喚起が発表されており、ユーザーへの注意喚起を強化している。
これらの事件は、メルカリが社会に浸透するにつれて、様々な犯罪に利用されるリスクが高まっていることを示している。プラットフォーム側だけでなく、ユーザー一人ひとりがセキュリティ意識を高め、注意深く取引を行うことが重要。
メルカリ詐欺についてのよくある質問
- Qメルカリで偽物や悪徳出品者を見分ける方法は?
- A
まず、相場より極端に安い商品には注意が必要である。また、評価が少ない、または悪い評価が多い出品者は避けることが賢明である。商品の説明文や画像を隅々までよく確認し、不明な点があれば必ず出品者に質問する。ブランド品の場合は、正規品であることを示す証明(レシートやギャランティカードなど)の提示を求めることも有効である
- Qメルカリで詐欺に遭ってしまった場合の対処法は?
- A
まずは落ち着いて取引相手に連絡を取り、状況を確認する。その後、速やかにメルカリの事務局に事態を報告し、指示を仰ぐ。必要に応じて、最寄りの警察署に相談することも重要である。やり取りの履歴や商品の写真など、証拠となるものを保存しておくと、その後の対応がスムーズに進む。クレジットカードの不正利用が疑われる場合は、クレジットカード会社にも連絡する必要がある。状況によっては、消費者センターに相談することも有効な手段となる
- Qメルカリの返品・返金システムはどうなっている?
- A
商品に重大な問題があった場合(偽物、説明と異なる商品など)は、受け取り評価をする前に出品者に連絡を取り、返品・返金について協議するのが原則である。出品者と合意に至らない場合は、メルカリの事務局に問い合わせて対応を依頼することも可能である。ただし、購入者都合による返品や返金は、基本的に認められていないため注意が必要である
- Qメルカリで安全に取引するために注意すべき点は?
- A
最も重要なのは、商品が届き、内容に問題がないことを確認するまで、絶対に受け取り評価をしないことである。また、不審なURLやメールは安易にクリックせず、個人情報をむやみに入力しないように心がける。可能であれば、匿名配送を利用することで、個人情報の漏洩リスクを減らすことができる。相場からかけ離れた価格で出品されている商品には特に注意が必要である
メルカリ詐欺が生まれた歴史や背景
メルカリは、個人がスマートフォン一つで簡単に出品・購入できるフリマアプリとして2013年にサービスを開始し、その手軽さから急速にユーザー数を増やした。従来のインターネットオークションと比較して、より直感的で簡単な操作で取引できる点が、幅広い層に受け入れられた要因である。
しかし、フリマアプリの利用が拡大するにつれて、詐欺や悪質なトラブルも増加する傾向が見られるようになった 。初期のメルカリ詐欺の主な手口としては、ブランド品の偽物を本物と偽って販売するケースが多かった。
その後、プラットフォーム側の対策が進むにつれて、より巧妙な手口が登場するようになった。例えば、実際には商品を発送しない「発送しました詐欺」、後払いサービスを悪用した「Paidy詐欺」、購入した正規品と偽物をすり替えて返品する「すり替え詐欺」、そして個人情報を盗み取る「フィッシング詐欺」など、その手口は多様化している。
近年では、SNSなどを通じてユーザー間のトラブルが表面化し、メルカリの対応に対する批判も高まっている。フリマアプリ市場の成長とともに、ユーザーはより安全で安心な取引環境を求めるようになり、プラットフォーム側の対策も進化を続けている。
メルカリが手軽さを追求した結果、幅広い層のユーザーを取り込んだ一方で、オンライン取引に不慣れなユーザーも増加し、それが詐欺被害に繋がりやすい背景になったと考えられる。また、詐欺の手口が高度化していることも、被害を防ぐことを難しくしている要因の一つ。
メルカリ詐欺の被害にあってしまいやすい人物や状況
メルカリ詐欺の被害に遭いやすい人物や状況には、いくつかの共通点が見られる。
まず、相場価格よりも大幅に安い商品にすぐに飛びついてしまう人は注意が必要である。極端な安さには裏がある可能性が高く、偽物や不良品、あるいは「発送しました詐欺」などの手口に繋がる恐れがある。
また、ブランド品に詳しくない人も、偽物と本物を見分けにくいため、詐欺の標的になりやすい。
商品説明を十分に読まず、商品の状態や詳細について確認を怠る人も、意図的に隠された情報を見落とし、「箱だけ出品する詐欺」などの被害に遭いやすい。
評価の低い出品者や、新規の出品者からの購入を避けられない状況もリスクが高い。過去の取引実績が少ない、または評価が低い出品者は、悪質な出品者である可能性も否定できない。
安易に個人情報を提供してしまう人は、フィッシング詐欺の被害に遭いやすい。不審なメールやSMSに記載されたリンクをクリックし、偽サイトにIDやパスワードを入力してしまうケースなどが考えられる
出品者から受け取り評価を急かされる状況も危険である。商品がまだ届いていない、または内容を確認できていない段階で評価を求められた場合は、詐欺の可能性を疑うべき。
匿名配送を嫌がる出品者との取引も注意が必要である。匿名配送を避ける出品者は、追跡を逃れたいなどの理由がある可能性も考えられる。
また、商品説明に「返品や返金には応じません」といった記載がある出品者も警戒するべきである。
これらの点に注意し、慎重に取引を行うことが、メルカリ詐欺の被害を未然に防ぐために重要。
メルカリ詐欺のまとめ
- メルカリ詐欺は年々巧妙化しており、その手口は多岐にわたるため、利用者は常に警戒を怠らない必要がある
- 被害に遭わないためには、商品の価格、出品者の評価、商品説明を注意深く確認し、少しでも不審な点があれば取引を控えることが重要である
- 詐欺被害に遭ってしまった場合は、速やかにメルカリ事務局や警察に相談し、適切な対応を取ることが大切である

以上、メルカリ詐欺についてでした!これで、メルカリ詐欺はあなたの知識となりましたか?
被害にあわないように対策しましょう。まだまだ足りないという方は、コメントをぜひください。お待ちしております。
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