- 通販サイトの販売者が、商品の検索順位を上げる目的で、注文していない荷物を一方的に送りつける評価操作の手口だ。
- 流出した名簿を悪用して架空の購入実績を作り、販売者自らが購入者になりすまして高評価のサクラレビューを投稿する仕組みだろう。
- 直接的な金銭被害がなくても、自身の個人情報が漏洩しているサインであると認識し、アカウント設定を見直すことで深刻な被害を防げるわけがない。

漫画で描かれている事例は、ECサイトの出品者が不正に評価を吊り上げるブラッシング詐欺の典型的な手口です。被害者に直接的な金銭的損失が発生しにくいため軽く見られがちですが、背後には深刻な問題が潜んでいます。まず、商品が勝手に送られてくるということは、あなたの住所や氏名といった個人情報が漏洩し、悪質業者のリストに出回っている可能性が非常に高いことを意味します。
業者の目的は、あなたになりすまして商品を購入したように装い、架空の販売実績を作ることです。さらに、漫画の3コマ目のように、あなたの名前で高評価レビューを捏造し、自社商品の検索順位を不正に引き上げようとします。タダで商品が手に入ったからといって喜んではいけません。
このような被害に遭わないためには、身に覚えのない荷物が届いた時点で受け取りを拒否するのが基本です。もし受け取ってしまった場合でも、決して使用せず、送り状の写真を撮るなど証拠を残した上で、該当するECサイトのサポート窓口に通報してください。自分の個人情報が犯罪の道具に使われている危機感を持つことが大切です。
【深掘り】これだけは知っておけ
この手口が横行する背景には、大手通販サイトの検索アルゴリズムがあります。上位に表示されるためには、実際に商品が配送されたという実績と高評価レビューが不可欠です。犯人は安価な商品や空箱を実在する住所へ送り、配送伝票の番号をサイトに登録することで、システム上に購入完了の事実を捏造します。その後、あなたになりすまして星5つの評価を書き込むのです。
### 騙されないための着眼点
典型的なフレーズ・文脈

注文した覚えがないのに、海外からスマートフォンのケースや謎の種子が届いた。
被害者がSNSや相談窓口で、不審な荷物の到着を報告する際によく使われる表現です。中身は価値の低いものであることがほとんどです。

本件は、販売業者が不当にランキング操作を行う目的で、ブラッシング詐欺の手口を用いて消費者の個人情報を無断利用したものである。
ニュースや行政の発表において、ECサイトの規約違反やプライバシー侵害の構造を説明する際に使われる文脈です。

心当たりのない荷物は、受け取り拒否をするか、14日間保管した後に処分する権利が消費者にはあります。
消費生活センターの相談員が、送り付け商法との共通点と法的な対処法をアドバイスする際の説明です。
【まとめ】3つのポイント
- 実体のない蜃気楼の店:大量のレビューで賑わっているように見えるが、その正体は不正な配送によって積み上げられた虚構の人気である。
- 情報の不法投棄:名前や住所が犯罪者の道具として使い捨てられており、放置すると二次的ななりすまし被害を招く恐れがある。
- 即時のパスワード変更:荷物が届いたということは、サイトのログイン情報が漏れている可能性があるため、連携サービスのセキュリティ設定を直ちに更新する。
よくある質問
- Qブラッシング詐欺と送り付け商法の違いは何ですか?
- A送り付け商法は後で代金を請求することが目的ですが、ブラッシング詐欺はレビューの捏造が目的であり、基本的には代金の請求が発生しない点が異なります。
- Q届いた商品を開封してしまったら、お金を払わなければなりませんか?
- Aいいえ、支払う必要はありません。特定商取引法の改正により、注文していない荷物は直ちに処分しても法的に問題はなく、代金を支払う義務も発生しません。
- Qなぜ私の住所や名前がバレているのでしょうか?
- A他のサイトからの個人情報漏洩や、過去に利用したことのある悪質な販売者リストから情報が流出している可能性が高いと考えられます。
- QAmazonや楽天などの運営に通報したほうがいいですか?
- Aはい。不正な販売者をプラットフォームから排除するために、届いた荷物の伝票情報を撮影し、カスタマーサポートへ詳細を報告してください。




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