- 恋愛感情を利用した金銭詐取
- 嘘の口実による金銭要求
- 「パパ活」とは異なる悪質な手口

もっとくわしく知りたい方は続きをどうぞ!
頂き女子をわかりやすく
頂き女子とは
「頂き女子」とは、近年インターネット上で注目を集めている言葉で、主にSNSやマッチングアプリを通じて知り合った男性に対し、恋愛感情を抱かせた上で、嘘の理由をつけて金銭を騙し取る行為を指すネットスラングである。この行為は、単なるおねだりや経済的な援助とは異なり、相手の善意や好意を悪用した悪質な詐欺の手口と言える。
「頂き女子」の主な目的は、金銭の獲得である。その多くは、自身の遊興費や生活費、特にホストクラブへの支払いに充てられることが多い。背景には、ホストクラブにおける高額な売上競争や、女性がホストに入れ込むことで経済的に困窮し、他者から金銭を得ようとする心理が働いていると考えられる。中には、金銭を得る行為自体に達成感や成功体験を見出すケースも指摘されている。また、自身の「存在意義」を見出すためにこの行為に及んだという供述も報告されている。
基本的な概念としては、まずSNSやマッチングアプリといったオンラインプラットフォームでターゲットとなる男性を探し、親密な関係を築くことから始まる。この段階では、甘い言葉や共感を示すことで相手の信頼を得ることが重要となる。その後、「借金で困っている」「親の医療費が足りない」などといった嘘の困窮話を打ち明け、同情心や恋愛感情を利用して金銭を要求する。この一連の手口は、計画的かつ巧妙に進められることが多く、中には手口を指南するマニュアルが存在することも明らかになっている。
頂き女子の具体的な例
日常的な例として、SNSで知り合ったばかりの相手から、連日のように好意的なメッセージが届き、急速に親密な関係になったとする。その後、数日も経たないうちに「実は急な病気で入院費用が必要になった」「事故に遭ってしまい、修理代がどうしても用意できない」といった具体的な窮状を訴えられ、「必ず返すから少しだけお金を貸してほしい」と頼まれた場合、これは「頂き女子」の手口の初期段階である可能性がある。見ず知らずの相手、ましてやオンラインで知り合ったばかりの相手からの突然の金銭要求には、警戒が必要。このような甘い言葉と急な金銭要求の組み合わせは、「頂き女子」がターゲットに近づく際によく見られるパターン。
具体的な事例としては、「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告の事件が挙げられる。彼女は、マッチングアプリなどで複数の男性と知り合い、それぞれに対して恋愛感情を抱かせた。その上で、「アパレル会社を立ち上げたが失敗し借金がある」「親と縁を切りたいが養育費を返さなければならない」などといった嘘の話を持ちかけ、多額の金銭を騙し取っていた。騙し取った金銭は、主に自身が通うホストクラブのホストに貢いでいたとされている。さらに、彼女は自身の詐欺の手口を「頂き女子りりちゃんのみんなを稼がせるマニュアル」として販売し、他の女性にも同様の手法を指南していた。この事件は、「頂き女子」という言葉が広く知られるきっかけとなり、その手口の悪質さを社会に示した。別の事例では、マッチングアプリで知り合った男性に対し、母親の入院費用やキャバクラでの給料の前借りといった嘘の話を持ちかけ、金銭を騙し取ったケースも報告されている。この女性は、男性に結婚を提案することで信用させようとするなど、巧妙な手口を用いていた。
頂き女子が発生する手順
- 1出会い
マッチングアプリやSNSなどのオンラインプラットフォームを利用して、ターゲットとなる男性を探す。これらのプラットフォームは匿名性が高く、多くの人と手軽に繋がれるため、詐欺の温床となりやすいと言える。
- 2関係構築
ターゲットを見つけたら、甘い言葉や共感を示すメッセージを送り、親密な関係を築こうとする。相手の趣味や関心事を把握し、それに合わせた会話をすることで、信頼感や安心感を抱かせることが目的。
- 3嘘の告白
ある程度関係が深まったと感じると、「実は借金を抱えている」「家族が病気で困っている」「起業に失敗して資金が必要だ」などといった嘘の困窮話を打ち明ける。これらの話は、相手の同情心や保護欲を刺激するように作られている。
- 4金銭要求
嘘の話を通じて相手の感情を揺さぶった後、「助けてほしい」「お金を貸してほしい」と直接的に金銭を要求する。最初は少額の要求から始まり、徐々に金額が大きくなっていくこともある。
- 5関係維持
金銭を受け取った後も、感謝の言葉や愛情を示すことで関係を繋ぎとめ、更なる金銭を引き出そうとする。相手に「自分は特別な存在だ」と思わせるような言動を繰り返すこともある。
- 6音信不通
目的を達成したと判断すると、突然連絡を絶ったり、徐々に連絡頻度を減らしたりして、フェードアウトすることがある。相手が不審に思っても、様々な理由をつけて会うことを避ける場合もある。
- 7マニュアル販売(場合によっては)
自身の成功体験をもとに、詐欺の手口をマニュアル化し、他の人に販売することで更なる利益を得ようとするケースもある。
頂き女子による事件
「頂き女子」という言葉が広く知られるようになったきっかけの一つに、「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告の事件がある。渡辺被告は、マッチングアプリなどを通じて知り合った複数の男性に対し、恋愛感情を利用して嘘の理由で現金を騙し取り、その総額は1億5千万円以上に上るとされている。彼女は、自身の詐欺の手口をまとめたマニュアルを販売し、他の女性に同様の手法を指南したとして、詐欺幇助罪にも問われた。
裁判では、彼女の生い立ちやホストクラブへの依存といった背景も明らかになった。初公判では、起訴内容を認めたものの、裁判官からの質問に対して間延びしたような返答をするなど、反省している様子は見られなかったと報じられている。検察側は、彼女が風俗店で客から援助を受けた成功体験から詐欺を繰り返すようになったと指摘した。
一審の名古屋地裁では、懲役9年、罰金800万円の実刑判決が言い渡された。渡辺被告はこれを不服として控訴しましたが、二審の名古屋高裁では、一部情状酌量の余地があるとして懲役8年6ヶ月に減刑された。しかし、最高裁は渡辺被告側の上告を棄却し、二審判決が確定した。この事件では、渡辺被告に多額の金銭を貢がせていたホストも、詐欺で得た金銭と知りながら受け取っていたとして、組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されるという異例の展開も見られた。これは、「頂き女子」による詐欺が、背後に組織的な関与や資金の流れがある可能性を示唆するものであり、今後の捜査においても重要なポイントとなりえる。
頂き女子についてのよくある質問
- Qなぜ人は騙されるのか?
- A
人が騙されてしまう背景には、感情的な脆弱性、承認欲求、そして恋愛感情といった心理的な要因が深く関わっている。孤独を感じている人、恋愛経験が少ない人、誰かに必要とされたいという承認欲求が強い人、そして経済的に余裕がある人は、特にターゲットにされやすい傾向がある。また、相手の嘘を疑うことなく信じてしまう純粋さや、困っている人を助けたいという善意が悪用されるケースも少なくない。
- Qだまし取られたお金は戻ってくるのか?
- A
詐欺によってだまし取られたお金を取り戻すのは非常に困難。特に、「頂き女子」の手口では、現金のやり取りが多いため、足取りを追うことが難しい場合がある。しかし、今回の「頂き女子りりちゃん」の事件では、組織犯罪処罰法がホスト側の摘発に適用されており、場合によっては犯罪によって得た資金が一部押収され、被害者に返還される可能性も僅かながら存在する。ただし、基本的には泣き寝入りとなるケースが多いのが現状。
- Q「頂き女子」に遭わないためにはどうすればいいか?
- A
「頂き女子」の被害に遭わないためには、まずオンラインでの出会いには慎重になることが重要。出会ってすぐに親密な関係を築こうとする人や、会ったこともないのにすぐに金銭的な助けを求めてくる人には警戒が必要。もし不審な誘いや要求があった場合は、すぐに第三者に相談し、客観的な意見を聞くことが大切。また、相手の話を鵜呑みにせず、冷静に状況を判断する力も重要となりる。安易な金銭の提供は絶対に避けるべき。
- Q「頂き女子」は犯罪なのか?
- A
はい、「頂き女子」の行為は明らかに犯罪。相手を騙して金銭を奪う行為は、刑法上の詐欺罪に該当する。また、詐欺の手口を指南するマニュアルを販売する行為は、詐欺幇助罪に問われる可能性がある。さらに、詐欺によって得た資金であることを知りながら受け取っていた場合、組織犯罪処罰法に触れる可能性もある。
頂き女子が生まれた歴史や背景
「頂き女子」という言葉は、近年になってインターネットを中心に広まった比較的新しいネットスラング。その背景には、風俗業界における「裏引き」という行為が存在していた。これは、店舗を通さずに客から直接金銭を受け取ることを指す隠語であり、そこから「お金を引く」という表現が使われていた。渡辺真衣被告がこの行為を「私たちは引くのではなく、頂いているんです」と表現したことから、「頂き女子」という言葉が生まれたと言われている。
また、「頂き女子」の増加の背景には、ホストクラブ文化の存在も大きく影響している。ホストクラブでは、女性客が多額の金銭をホストに貢ぐことが一種のステータスとなる風潮があり、そのために「頂き女子」として他者から金銭を得ようとするケースが多いと考えられる。
さらに、SNSやマッチングアプリといったオンラインプラットフォームの普及も、「頂き女子」の増加を後押しする要因の一つ。これらのツールを利用することで、容易に多くの男性と知り合うことができ、匿名性を利用して詐欺行為に及ぶハードルが低くなっていると考えられる。
「頂き女子りりちゃん」事件のように、具体的な事例がメディアで大きく報道されたことも、「頂き女子」という言葉とその手口が社会に広く知られるきっかけとなりた。彼女の事件は、現代社会における歪みや、承認欲求、そしてオンラインでの人間関係の脆弱性を浮き彫りにしたと言える。
頂き女子の被害にあってしまいやすい人物や状況
「頂き女子」の被害に遭いやすい人物としては、まず孤独を感じている人が挙げられる。SNSやマッチングアプリで優しく声をかけられると、心の隙間を埋めようとして相手を信用してしまうことがある。また、恋愛経験が少ない人も、相手の甘い言葉を真に受けてしまいやすく、騙されやすい傾向がある。承認欲求が強い人も、相手から必要とされたり頼られたりすることで満足感を得てしまい、冷静な判断ができなくなることがある。経済的に余裕がある人も、ターゲットにされやすい傾向がある。
注意すべき状況としては、出会ってすぐに相手が過度に親密な関係を築こうとしてくる場合。また、会ったこともないのにすぐに金銭的な助けを求めてくる場合は、ほぼ間違いなく「頂き女子」の手口であると考えられる。具体的な目的を言わずに、感情に訴えかけてくる場合も注意が必要。
「頂き女子」の手口の中には、ターゲットとなる男性を「ギバーおぢ」と分類し、見返りを求めず与えがちな男性を狙うというものもある。このような男性は、相手の不幸話に同情しやすく、助けてあげたいという気持ちから安易に金銭を提供してしまう可能性がある。
また、被害者だけでなく、「頂き女子」自身も、ホストへの過度な依存が背景にある場合がある。ホストに貢ぎたいという気持ちが判断力を鈍らせ、犯罪行為に手を染めてしまうケースも考えられる。
頂き女子のまとめ
- 「頂き女子」は恋愛感情を悪用した計画的な金銭詐欺である
- 背景にはホストクラブ文化とSNSの普及がある
- 安易な金銭提供は避け、不審な誘いには警戒が必要である

以上、頂き女子についてでした!これで、頂き女子はあなたの知識となりましたか?
被害にあわないように対策しましょう。まだまだ足りないという方は、コメントをぜひください。お待ちしております。
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